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コロナ禍で加速する推し活!大学生の推し活実態とは?

  • 持田 小百合

    リサーチャー/プランナー​

  • 笹森 愛

    プランナー

昨年から話題になっている「推し活」。
今「推し活」をしている人は、兼ねてよりアイドルを応援しているような人たちに留まらず、「コロナになって初めて推しが出来た」という人が多いのも特徴です。
大学生でもその傾向は同様で、推し活をしている大学生のうち、男子では3人に1人、女子では4人に1人の学生が、コロナになってから推し活を始めたと答えています。

コロナ禍で初めて「推し」が出来た人が増えている

大学生の「推し」とは?

実際に大学生はだれを推しているのでしょうか?
電通若者研究部で調査した結果では以下のような結果になりました。 <全体特徴>
・かつてのような“時代を象徴する”圧倒的人気を独り占めにするトップアイドル・スターが生まれにくくなった昨今、「推し」の対象も、まさに百人百様といった結果でした。みんなが好きな誰々ではなく、私の推しは推し(誰も知らなくても。)という意思が感じられます。
・そんな中でも、僅差で票を複数から集めたのは、女子が牽引したSixTONESと、男子が牽引した乃木坂46が同率でトップという結果になりました。2位のSnowManも女子人気が高かったのですが、なにわ男子については男子票も多く獲得していたのが特徴的でした。
・男女共にジャニーズグループが多くランクインし、Jrを回答する声も多かったです。2020年に活動休止した嵐が男女共に回答として挙がっているのも特徴的でした。
・男女共に韓流アイドルが多くランクインし、特に女子人気が目立っていました。

<女子の「推し」の特徴>
・SixTONES/ SnowMan/ King&Prince/なにわ男子/ Hey!Say!JUMPなどジャニーズ人気の中で、INIやJO1などオーディション番組発アイドルグループを推す声も目立ちました。
・韓流男性アイドルグループの回答も多く、BTSをはじめ、 ENHYPEN/ SEVENTEEN/StrayKids/TOMORROW X TOGETHERなど多くのグループが回答に上がっていました。
・女性アイドルは日向坂46や櫻坂46がちらほら回答が上がっていましたが、 Kep1erやITZY/aespaなどの韓流女性アイドルグループの支持も目立ちました。

<男子の「推し」の特徴>
・男子は推しの対象が男性グループや男性アーティスト/タレントである回答も半数ほどみられ、推しの中には、コムドットや東海オンエアなどのYouTuberもあげられており、YouTuberも立派な推しの対象になる時代、“地元のツレ”感が感じられる男同士の仲の良さが人気の源となっているようです。
・旬なアーティストやアイドルと並び、 BUMP OF CHICKENやMr.Childrenが入っており、時代を超えて愛される普遍的な男子支持の高さがうかがえます。

推し活は、「生きること」!

では、具体的に「推し活」とはどのようなことを実際にしているのでしょうか。

・「グッズを集めたりライブに行くこと」や「ライブに行く、ラジオを聞く 」「その人の曲を聴きまくる」など昔から変わらない不変の応援の仕方の回答がある一方で、「スマホで動画を見たり写真を保存したりストーリーに載せたりする」や「相手の投稿とか発信したものをちゃんと把握すること」「オンライングリーティングの参加」などSNS時代ならではの応援の仕方も混在し、推し支援のやり方は1つではないことが確認できる結果となりました。
・「投げ銭をしたりすること」や「楽しさをお金で買うこと 」、「お金を積むこと」など、金銭面での投資・消費をすることが推し活であるという解釈も見られました。
・「ドラマを見たり音楽を聴いたり、同じ気持ちの人と話したりすること 」「推しのグッズをもってカフェに行って写真を撮ったり、推し仲間と遊んだりする 」「動画を見て、友達と語る」「同じ趣味なので、夜通し話をして盛り上がっている」など、共通の“好き”で人と気持ちを分かち合うことも醍醐味となっているようです。
・また、具体的な活動以外に、「推し活」が自分にとってどのような存在かという回答からは、推し活があることで、精神的にも実生活上でもうるおいが生まれ、人生を楽しむことが出来ている様子を垣間見ることが出来ました。

コロナ禍で十分なキャンパスライフも送れず不自由を強いられることも多い今の大学生たちにとって、「推し活」は日々生きて行く上で欠かせないもののようです。

とにかく推し活は楽しい!

推し活をしている大学生のうち、なんと9割が「人生が楽しくなった」と回答しています。
今や推し活は若者だけに留まらず、世の中的なムーブメントとして注目をされています。
自分なりの「推し」が見つかると、毎日がより楽しくなるかもしれないですよね!