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ツギクル「イベント」の形は…客席がステージに

  • 吉田 将英

    プロジェクトディレクター

βutterflyの活動の一環の、毎月の定例会で学生と行なっているツギクルの議論。この連載企画では、毎月行っている議論をサマライズして紹介していきます。第一回の記事は、ツギクル「イベント」の形です。

大学生が集めてきたレポートからは、 たとえば ファン参加型ではなく企画型のイベントが増えている
といった事象や、
「映像のないスポーツ観戦」
といった事象が集まりました。

これらから読み取れることとして、SNSをはじめとする多様な情報発信手段があらゆる人の手に渡ったことにより、イベントも「主催者側が用意したものを消費する場」ではなく、「それをお題に、自ら楽しみ方を生産する場」に進化しているようです。「スポーツ観戦の“副音声”をメインに楽しむ」「ニッチな集いを、外側から覗き見る」など、これまでステージと客席のように、主客分けられていた関係性が、「客席がステージ」になりうる状況になっています。

また、ツギクル「友達との関係性」でも今後紹介しますが、同じ嗜好性の人同士が集まることがSNSによりさらに容易になったことで、規模やクオリティを問わなければ「イベントを主催する」ことのハードルが下がり、イベントの面白がり方の多様化が加速しています。

「主催者のものから、参加者のものへ」「中央集権から分散へ」「消費の場から、生産の場へ」と、様々な側面で進化・変容が今後、さらに起こっていくのではないでしょうか。