ツギクル「息抜き」のかたちは… ”脱・自分主導”へ
電通若者研究部がプロデュースする学生団体の複合プロジェクトβutterflyでは、毎月の定例会で学生と一緒に未来の価値観を予測するワークショップ「ツギクル」を行っています。
この連載企画では、そこで行われた議論をサマライズして紹介していきます。
今回のテーマは、ツギクル「息抜き」のかたちです。
スマホネイティブな若者にとって、SNSを通じいつでもオンライン上でつながることは当たり前。
コロナ禍によるリモート化が加速したことで、これまで以上にその「オンライン化」が進行し、
結果的に、様々なライフイベントに「受動的に巻き込まれる」経験は減少していると言えます。
これまでのように、オフライン下で、ある種他人主導な体験も数多く経験する中では、そこから
外れた「ひとりになって自分のために使う時間」が“息抜き”としての役割を果たしていました。
時間をうまく切り分け使い分けることで、他人主導と自分主導のバランスを取っていたと言えます。
一方で、今や何をするにも自分主導で選択し行動することが常に求められる時代。その中で若者が
“息抜き”に求めることは、「みんなと一緒に過ごすことで脱・自分主導になれる時間」と考えます。