ツギクル「プレゼント」のかたちは
電通若者研究部がプロデュースする学生団体の複合プロジェクトβutterflyでは、
毎月の定例会で学生と一緒に未来の価値観を予測するワークショップ「ツギクル」を行っています。
この連載企画では、そこで行われた議論をサマライズして紹介していきます。
今回のテーマは、ツギクル「プレゼント」のかたちです。
1年前にも同様のお題でレポートを集めたのですが、どんな変化があったのでしょうか?
まずは私が注目した3つのレポートをご紹介します。
一昔前まで「プレゼント」は特別な行為でしたが、これらの学生レポートを考察すると、若者の中で「プレゼント疲れ」のような心情も読み取れます。
特に、
・自分一人で
・相手が喜ぶモノを想像して
・デパートに買い物に行く
というリスクを孕んだタイプのプレゼント形式を敬遠する傾向があり、この傾向は前回のレポートでもありました。さらに今回は
・もらうなら欲しいものが欲しい
・モノではなく人間関係がほしい
・一緒に選ぶ体験をプレゼントしたい
といった体験や、人間関係に対する欲求に発展していることがわかります。
現在の若者にとってプレゼントは一方通行の贈り物ではなく、双方向で楽しむのイベントの1つかもしれません。