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ツギクル「ファッションアイコン」のかたちは…弱点がない人より、弱点を愛せる人

  • 説田 佳奈子

    プランナー

βutterflyの活動の一環の、毎月の定例会で学生と行なっているツギクルの議論。
この連載企画では、毎月行っている議論をサマライズして紹介していきます。
第11回目の記事は、ツギクル「ファッションアイコン」のかたちです。

ひと昔前は、安室奈美恵や浜崎あゆみなどの “アイコン” がいて、みんながその人に憧れていました。アイコンは完璧な存在であり、人々はそこに憧れていたのでしょう。

しかしいまは、完璧であることよりも、むしろ弱点(コンプレックス)がある人に、より共感が集まる時代。SNSで当たり前に他人の生活や考えに触れることができるため、完璧な人なんていないということがわかったのかもしれません。





友人関係もSNSやデジタル起点で始まることが多くなっているなか、他人を見る指標として重視されるのは、外見よりも、その人の価値観に共感できるかだとワカモンは考えます。

「見た目に縛られる社会は嫌だ」という考えの人は、太っていても憧れの対象になる。
見た目だけで判断される時代は、もう終わりを迎えているのかもしれません。