ツギクル「アウトドアイベント」のかたちは
電通若者研究部がプロデュースする学生団体の複合プロジェクトβutterflyでは、 毎月の定例会で学生と一緒に未来の価値観を予測するワークショップ「ツギクル」を行っています。
この連載企画では、そこで行われた議論をサマライズして紹介していきます。
今回のテーマは、ツギクル「アウトドアイベント」のかたちです。
結論から先に述べると、アウトドアイベントは「do」から「be」へ変化していくのだと思います。
主な理由として、コロナ禍で外出の機会が減少した結果、家の外に出ること自体がアウトドアであると、認識が変化したことが挙げられます。 つまり、アウトドアイベントのかたちは「do」=遠方で肉体を使って、手間をかけて楽しむという活動から「be」=近場で肉体を休めて無理せず好きなことを享受するという状態へ。
また、この価値観の移行は若者の「タイパ」「コスパ」を求め、できるだけ不快なものを取り除きたいという意識も関係しているように感じます。
3つのレポートをご覧ください。
レポートの中でも「隙間時間に」「現地集合現地解散でいい」「玄関から出るだけで自然を体感できる」など、自分にとって都合のよい時間や場所を選び、そのプロセスまで効率を求めていることが伺えます。
さらに、昨今、グランピングやホカンスなど、お膳立てされた環境でアウトドア体験ができる施設も増加しており、コロナが収束しても上記のような傾向が続くかもしれません。